ちょっと前のテレビでの話。ノーベル賞を受賞した山中先生の
「感染症を予防するには健康でいることです。」
には驚いた。 健康を壊すのが感染症だと思っていたから「みんな死ぬ~。」って、ちょっとパニックになってた。でもその言葉が現代医学の正解だとしたら、ちょっと笑えてちょっと安心できる。
なぜ笑えるのかと言うと僕の中の「病気=感染症」と「健康」とは対立するものだという思い込みが間違っていたから。言い換えると「病気になったら健康じゃなくなる。」てのは勘違いで、「健康じゃなくなると病気になる。」というのが現代医学の正解だと、「医者の中の医者」と呼べる人が宣言してくれたということ。先生が言っていることは「健康」は手段たりうるということ。ウイルスが体内に入ってくれば発病するわけじゃないことは知っていても、健康で防げるとは思いもよらない。逆に健康であってもウイルスの「量」によっては発病してしまうし場合によっては死んでしまうというのは思い込みだったということだ。
もうひとつ。なぜ安心するのかといえば「病気を生かすことを含めた健康」を目的にして、様々なこと学んで実践して生きてきた。つまり今までの知識と経験を総動員して暮らしていけば良いのだということを先生の一言が現代医学の立場から「大丈夫だ」といってもらえたような気がしたからだ。