genki switch

祁答院町黒木817-4で整体してます。

【のこりもの】

genkiswitch2013-06-06

いろんな病気や怪我には後遺症が残ることがあります。先日は帯状疱疹の後遺症でした。数年前、肩の後ろに発症して、とても高いお薬を頂戴して3日で痛みは治ったものの、それ以来強い違和感を感じておられました。西洋医学的にはウイルス感染から起きる様ですが、何ゆえの後遺症なのかわかりません。整体的にアプローチしていきます。違和感の部分に硬結も虚穴も感じられず、力も程良く抜けています。試しに息を吹き込むと、胸椎と肋骨の一部に反応があります。その二点に手当てをしてみると違和感がほとんどなくなりました。よくよくお話を伺うと発症前に転倒し、帯状疱疹が出た部位の近くを強く打っておられました。こうなると病気の後遺症なのか、打撲の後遺症なのかよくわかりません。ですが、構造的に手当てをしてほどけるということは、打撲の方なのかもしれません。あと少し残った感じなので二日後の予約を戴いて帰られました。ところが翌日朝、突然顔を出してくださって、「もうすっかり消えたから」ということで予約は嬉しいキャンセルとなりました。記憶を辿ると、以前見せていただいた方の帯状疱疹も、事故で強い力を受けた部分に近いところだったことを想い出します。ウイルス性とはいえ、何かそういったことにもヒントがあるのかもしれません。別の病気の話ですが「悪性リンパ腫」の病棟に母が入院していた時のこと、担当の先生が「この病棟は盲腸手術したヒト多いんだよね〜、関係ないけど・・・」と呟いていたことを想い出します。いったい何が何の影響で起きるのか実はわかっていないんじゃないでしょうか。起きていることばかり見る。過去の影響が手繰れない。現れる症状が、何の影響なのか探りながら調整していくことで、手当ては的確になるでしょう。実は病気や怪我自体が何かの残り物なのかもしれません。