整体の他に、一年ちょっと会社に通っています。以前は「君は一人で仕事をしたほうがいい」と面接の席でも言われ、自分でもそう思い込んでいました。ところが、少し歳を取ってみると、そうではない自分もいることに気が付きます。
とはいえ、根っからの批判好きは変わらず、この会社のやり方はどうだとか従業員のことを考えていないだとか勝手なことを考えてしまいます。これを社長に伝えたほうがいいであるとか、改善案を提出しようとかアホなことを実践しそうになって、気がついたのは、そこで起きている問題は自分の抱えている問題と同じだということです。会社＝ホテルが抱えている問題は大きく言って次のものです。
◉ コンセプトがない。（商材の把握）
◉ お客さんを迎える準備ができていない。
◉ 値決めが甘い。（稼働率と利益の設定）
◉ 従業員を大切にしない。（ほとんどの会社でそうですよね。）
以前は、「無人島コンセプト」（ムジントウ）というものを設定していたので準備も値決めもそれに従っていました。それなりにお客さんも来ていました。ただ、少し値決めが甘かったために苦労をしてしまいました。それに準備の一つである自分の身体を疎かにしたために疲労も重なっていました。その後は、疲れてコンセプトを外してしまい、ハマらなくてもいいドツボへとハマって行ったことが痛く想い出されます。まぁそれで会社員ができているのですが、やらなくていい苦労だったかもしれません。とはいえ意味があると気がついたのですから、この会社への不満を自分へ返すことにしました。基本は、子供の頃から考えている「無人島」ですが、それだと何でも治せなければなりません。それは負荷が大きいので「無人島+治らないものもある」くらいのものでしょうか。従業員を大切にしないというのは、家族のことでしょう。家族サービスのために「・・・+お休みをしっかり取る」が追加ですね。
今のスタンスで暮らしながら、もう少しコンセプトを詰めていくつもりです。準備が整うのが楽しみです。
