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祁答院町黒木817-4で整体してます。

【安全の主体】

コトバは使われているうちに意味を忘れてしまうことがあります。使っているからと言って意味が分かっているとも限りません。よく使われる「安全」というコトバもそうです。「何々の安全」であったり、「安全基準」という使われ方をしますが、「安全」とはそもそもどういう意味なのでしょうか。辞書にはこう書いてあります。


【あん-ぜん】〘名•形動〙《中世は「あんせん」とも》危険がなく安心なこと。傷病などの生命にかかわる心配、物の盗難•破損などの心配のないこと。また、そのさま。


ヒトがどう感じるかということが中心になっているコトバです。まるで機械やモノ自体が「安全」を持っていると勘違いしてしまうのですが、そうではありません。ですから、例えば前述の「安全基準」といえば、ヒトが「安心」と思える状態を実現するに十分なものが、その「基準」となるべきだということです。このコトバには主体がはっきりと存在していて、それは常に「ココロのあるヒト」です。普段使っているコトバも、ちょっと確かめることで大切なことが見えてきます。