genki switch

祁答院町黒木817-4で整体してます。

【寿命は寿命】

genkiswitch2013-09-17



先日書いた【生を生かす】の別バージョンです。結びがちょっと違う方向になっています。


「寿命」とは、「生命の存続する期間、特にあらかじめ決められたものとして考えられる命の長さ」と辞書にあります。「特に」以下の文があるため、「寿命」は延びることはありません。この「寿命」という立場を取れば、せっせと調整を重ねても生きる時間を伸ばすことはできない訳です。では私たち=身体調整に関わるものは何をしているのでしょう。生きる期間は決められているとしても、その内容には少し自由があるのではないでしょうか。その自由の部分で「楽々生き切る」から「苦しみ抜いて死なざるを得ない」の間の「質的」な選択が可能なのだと考えられます。つまり、カラダとココロの不調を減らして自由にのびのびと生きていく「お手伝い」が、私たちの仕事の本分ということになります。私を含めほとんどのヒトは、目の前のヒトがいつまで生きていられるのかすらわかりません。わからない「生死」に対して責任を持つことは、実はとても大きな覚悟が必要ですし、不安も湧いてきます。ある意味、寿命は寿命であって、我々の手の内にはないと諦めることは、生きている人に対して、もっと能動的に調整を行う覚悟が持てるでしょう。どちらにしても覚悟は必要ですが、相手は「生きていること」を前提として調整者自身も「楽々寿命を生き切る」事を目指して調整をしていけばいいのだと言うのが現時点での結論です。