genki switch

祁答院町黒木817-4で整体してます。

【私がワルい】

genkiswitch2013-09-11

調整方法がピンと来ない不調の場合、筋反射テストを利用しています。筋反射は、限界があると考えるヒトもいますが、限界をもっているのはそのヒトの頭です。そういう意味では、楽しい頭の体操になります。例えば、「何処を押さえればいいのか」と訊いて答えがでない場合があります。全身の何処にも押さえる場所がないのです。でも「押さえるのか」と訊けばイエスと返事が来る。その時どう考えれば良いのでしょう。頭の中では「何処の1点」というのが前提になっていることがあります。ですから、まず押さえる点を増やしてみます。2、3・・・。答が2点の場合、同時に押さえるのか、順番で押さえるのか。では、「(単純に)押さえればいいのか」と訊いてまだ反応が微妙な場合は、角度や向き、深さなどを決めていきます。次はこちらの押さえる指や部位を・・・と順に決めていけば必ず答えが出てきます。また、関節やカラダの一部を動かす場合も「支点」や「力点」を明確にして反応を探れば、答えは返ってきます。それ以外にも自分の身体の位置を変えるだけで、取りにくい不調がほどけることもあります。自由度の高い道具は、その使い方で能力が変わります。というより「ヒト=わたし」という要素を加味して完成します。筋反射を初めとして、その先にある技術、その根本の概念などにしても、使い手によってその効果や効能は変わってきます。今までうまくいかなかったことを手法や道具の所為にしてしまうと、その先は手技オタク、手法オタクになっていきます。だんだんといろんな研修に参加して批評ばかりが先に立つように成るだけで、決して腕は上がりません。どれもが、誰かがうまくいった手法なのですから、その本質が捉えられれば絶対に役立つはずです。客観的に観察してみると「私が悪い」ことがわかります。この道具はどう使えばいいのか、その為には自分はカラダや頭をどんな風に使えばいいのかと言った学んだ技術だけでなく「私」自身の「使いこなし」を考え直してみることはとても大切なことです。