勉強するネタは何処にでも転がっています。教えてもらわなければ何も出来ないなどということはありません。もちろん教えてもらえば何でも出来るのかと言うとそうとは限りません。「自ら運用する意志」と「探究する心」が必要です。もちろん記憶力が良ければ教わったことを右から左に伝えることは可能でしょう。ですがそれはソコまでのことで、ネタが無くなれば補充していくしかありません。そのループは態度を変えるまで終わりません。一方教わったことを、それ以上に広げられるヒトもいます。それには前述の２つのコツに加えて、「習う意志」と「相手への敬意」がなければ実現しません。僕もたくさんの尊敬する先生方に教えていただきました。出来れば戴いた教えをそれ以上に広げていけるヒトになりたいと思っています。バランス活性を通して剣持先生、式輝子先生、河野先生、三軸修正法の池上六朗先生、催眠の壽山院 涅乃丞先生、本の中でしか存じ上げない野口整体の野口晴哉先生や胴体力の伊藤昇先生、以前バレエの入口を教えてくださったタカハシケイコ先生、エルシースピーカーの石塚進さん。どなたにも追いつけはしませんし、同じ軸上で誰一人越えられることはないでしょう。ですがこれらの方々から教えていただいたことは奥深く、何度想い出しても読み返しても学ぶことが溢れてきます。先生方の言葉を繰り返し反芻しながら、名称だけではない自分の軸を立て、その上に概念と具体的なアプローチを開いていくことが本当の意味で学ぶことであり、本当に生かしていくことではないでしょうか。それが本当の恩返しにもなるでしょう。十年という節目に当たって、心新たに学び続ける必要を感じています。
