雪が降るとハッキリ言ってワクワクします。実は滑っていた期間よりもその後のブランクの方が長くなってしまっているのですが、いまだに雪が降ったと聞くと身体の芯から、何か訳のわからない歓びが湧いてきます。12年程前、30過ぎで会社も辞め、奥会津の入口の町に一軒家を借り、夜のコンビニでバイトしながら、午前中の雪の良い時間だけ、山を越えた南郷スキー場に毎日の様に通っていました。楽しいシーズンの終りには、かなりの満足と前向きなあきらめを持って東京に帰ったことを思い出します。そのあきらめとは、もっとうまく楽しく滑るには身体のことを丁寧に見つめる必要があると言う判断のことです。今こうして、身体を調整する側に立ってみると、当時は無駄な力を使って、ただ「慣れ」で上達しようとしていたことがわかります。歳を取って動きの質を上げていくには、「慣れ」だけでは無理があります。もちろん資質や才能にもよるのでしょうが、動きの本質について、少し考えながら身体を動かしていくことが大切です。
（この話しはちょっと長くなりそうなので明日に続きます。）
ワクワクする前世に繋がるのはこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/genkiswitch/20101208
