教えることは気付かせる技術です。情報の伝達が教えることだとカンチガイされていることが多々ありますが、知識をひけらかすだけで良ければその道のオタクに話を聞けば済んでしまいます。でもオタクの話は、相手の存在を忘れて知識の披露に走って行くから面白いぐらい面白くない。教える際に大切なことは、「相手の存在」と「目的」です。誰に何を伝えたいのか。その伝えたことをどう生かして欲しいのかといった目的が明確である必要があります。そのために「教え方」など相手に応じて変えざるを得ません。決まった言葉で説明しても、伝わらないものは伝わらない。相手の様子を観察しながら、何がわかっていないかを探しながら、言葉を選び、説明をし、気付いてもらえるよう話を進めて行くことが教えるということです。自分独自の「教え方」を守ることや、他の人がこのやり方でわかったからなどと教える方法を工夫しないことは、相手の存在を忘れ、目的の達成を放棄しているといえます。目的達成のために、多様な相手に対して、様々な可能性を駆使して気付いてもらう。それが教えるということではないかと感じています。ぼくもまだまだ未熟ですが、今生きている人達、そしてこれから産まれてくる人達が、楽に楽しく生きて行けるお手伝いとして、教えること＝気付いてもらえる歓びを感じて行くつもりです。
※1 農作業に時間をとられて、お休みさせていただいていた各地の教室を再開します。現在日程を調整しています。もうしばらくお待ちください。これに伴い、木土日曜日は、9時〜21時の間に施術できるようになりました。ご利用ください。
※2 催眠教室その２の日程が７月10日に確定しました。参加希望者はメールまたはお電話にご連絡ください。http://d.hatena.ne.jp/genkiswitch/20110523
