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祁答院町黒木817-4で整体してます。

【みんな幸せ】

家族の中の一人が不調になった時は、周囲にいる皆で調整したほうが復調が早いのです。

 その不調が長く続いていたり、不調の原因がわからなかったりする時、周りにいる恋人や家族や親しい友人も自分で気づくかどうかに関わらず、疲れや不調のタネを抱えていることがあります。また、「治る」と言うテーマは本人だけが関係していると考えがちです。しかし、「人の身体状況が似てしまう」という現実からすれば周囲の人間との相互作用は無視できません。不調のある本人は調整を受けて幾分楽になります。そして、それは瞬時に周囲にも伝わりますが、周囲の人の緊張を全て解くに至らないこともあります。不調の期間が長ければ長いほど周囲の人の緊張も解けにくくなり、その緊張が不安を引き起こすからです。ですから、場合によっては家族も一緒に調整を受けてもらうことがあります。すると流れに乗って回復していきます。同じ症状を2つの方法で検証することはできませんが、僕の受ける印象はそうです。心の関連する問題や「不妊」の問題には顕著に現れます。不妊は、女性一人で来られるより男性が積極的に連れて来られるほうが子宝に恵まれるのが早い。そして、女性が一人で調整を受けるより男性が一緒に受けるほうがもっと早いのです。みんなが調整を受けることは大変でしょうか。いいえ、あなたがその不調の当事者なら、周りはあなたと一緒に走ってくれる伴走者であり心強い応援団です。応援する方も喜びがあります。自分の体も心も軽くなる。そしてそれと共に応援している、苦しんでいた親しい人が楽になっていく。一人の抱える不調は皆で治していく。みんなの幸せは、一人が幸せになることだけが導くのではなく、関わる周囲の一人ひとりがそれぞれ幸せになっていくことが生み出します。お互いの緊張を解き、本来の解決すべき問題を滞りなく解消していく先には、みんなの幸せがあるのです。

 

【揺らす整う】

少し続きを。別のところで話が上がっていた「揺らして整える」という話です。

もとは三軸修正法の池上六朗先生の話です。そこからかいつまんでお話しましょう。

物理的に体を見てみると独楽の回転に見られるプレセッション(歳差運動)が調整に使えたり、コリオリの力の作用を確かめられたりします。その考え方を進めていくと、体は物理で言う質量のある点=質点の集まりとみなすことができます。そして、そうみなした上で体を調整できるのです。体という袋に粒粒が詰まっている。とすると不調は何処かに粒粒の偏りができている。これをほどくには揺らすのが一番手っ取り早いんです。楽な方に体を捻ってその状態で頭か踵からドンッと振動=衝撃を与える。「知恵の輪」で話したテンションや圧力のかからない状態です。衝撃が作ったソリトン波が頭と踵の間で減衰しながら往復します。その間に質点の偏りやその偏りを作っている何者かが解消されるという流れです。実際、結構便利で即効性があり本質的な改善がもたらされます。イベントなどに出店する際に掲げている「立ったまま整体」ではよく使う手法です。自分でも覚えることができて自己療法的に使うことができます。実際はこれ以外の揺らし方も使います。それらはとても気持ちのいいものです。とれも痛くないのは同じです。どうしてもそう言う方向を選ぶのは性格と言うか性分でしょうね。

※ 毎週、水土曜日の朝8〜11時の間、整体しています。11月は、4日水曜のみ17〜20時も開けます。ご利用ください。

【手伝う整体】

よくある感想です。

「いったい何をしているんですか?」

「この整体は何という名前なんですか?」

「今まで受けたことがありません。」等々。

大きく動かしもしない、なんだか持ち上げてじっとしている。次第にただ気持ちがよく半分寝たような状態になって、気がついたら楽になっている。そして翌日はもっと楽になる。もちろん持続性がない場合やすでに変形をしている場合もあります。それらは繰り返しが必要になります。ですが、毎回できる限り改善して帰っていただけるよう工夫します。

 具体的に何をしているのかを「簡単」に言うと「知恵の輪を解いて」います。人の不調や痛みには単純なものもありますが、少し複雑に絡み合っているものもたくさんあります。人間は生きていますから持ち前の自己治癒力で、通常は時間をかけて解きます。それを短縮して行うには工夫が必要です。「知恵の輪」も強く引っ張った状態では動かしようがありません。ですから、「知恵の輪」自体にテンションや圧力がかからない方向に少し力を加えて余裕をもたせます。すると中から動きが出てくる。動かしやすい方向が見えてくる。そちらに少しずつ動かしていく。あるところで止まります。違う方向へ緩める。また動き出す。これを繰り返していきます。すると気がついた頃にはすっかり知恵の輪が解けている。今まで緊張していた腕や足、動かしていた部分の緊張が解けてずっしりと重くなります。出来上がりです。これは使っている手法の一つですが、他の手法もどれも基本は気持ちいい方向に向かいます。気持ちがいいのは治る方向だからです。だからといって痛い手法を否定しているわけではありません。痛い手法は即効性がある反面、壊す可能性もあります。できるだけ安全に快適に自分の力で治っていく。その手伝いがこの整体です。名前の件はまた今度。

 

※ 毎週、水土曜日の朝8〜11時の間、整体しています。11月は、4日水曜のみ17〜20時も開けます。ご利用ください。

 

【たまははき】

(前回の続きです。)

外資系の半導体メーカーに勤めていてたおかげで、半年間海外出張に行くことになりました。シリコンバレーです。日本にいる友人と電話していると、面白い飲み屋を見つけたと嬉しそうです。その名も「たまははき」。髭の生えた頑固親父の店主。狭い店で電気を使わないライブ。おいしい日本酒。つまみもうまい。そして変な本。「…どんな?」「風邪をひくと体が良くなるって書いてある。」「…!」。ずっと探していた本に八年越し、太平洋越し、電話越しに出逢えました。早速に送ってもらうことにして一週間ほど待つと、なんと違う本が送られてきました。在庫切れで別の本を送ってくれたのです。「健康生活の原理 野口晴哉著」。がっかりして開いたその薄っぺらい500円の本は、その後の考え方生き方を大きく変えてしまうほどの素晴らしい本でした。体を信じることができるようになるきっかけでした。一方、後日手に入れた、もともと僕が探していた本は「風邪の効用」という名前でした。今は文庫本にもなっています。いい時代になりました。帰国後「手の会」という整体愛好者の練習会に通うようになり、活元運動にとまどいながら愉気を学んだことが僕の整体の原点です。 

 

 

 

 

【ロック由来】

整体を始めたきっかけはなんですか?と聞かれることがあります。

人によっては身内を助けたいという想いであったり、治療に感動した等々、それぞれの出逢いがあるでしょう。僕の場合、直接の動機にスイッチが入ったのは、ロック雑誌の書評です。20才のころ、その雑誌の書評に「風邪をうまくひくと体がスッキリする。」と書いてある本が紹介されていました。その感覚は自分の体験と重なってすごく良く理解できました。「風邪を引くと体が良くなる。熱があるときは風呂に入ってよし。」の言葉に驚きながら『この本を読んでみたい。』と強く思ったことがその後の行動を決めたように思います。ところが!その雑誌を捨ててしまったのです。書名を忘れた本を探すことはその当時は極めて難しく、探すといえば本屋に通うしかありませんでした。本屋に行けばいつも健康や治療のコーナーで本を探していた事を覚えています。その本に出会えたのはそれから8年後でした。それも自分で探し出した訳ではなく、友人が飲み屋で偶然発見してくれたのでした。(この話は続きます。)

【健康は道具】

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ちょっと前のテレビでの話。
ノーベル賞を受賞した山中先生の
感染症を予防するには健康でいることです。」
には驚いた。 健康を壊すのが感染症だと思っていたから「みんな死ぬ~。」って、ちょっとパニックになってた。でもその言葉が現代医学の正解だとしたら、ちょっと笑えてちょっと安心できる。
 なぜ笑えるのかと言うと僕の中の「病気=感染症」と「健康」とは対立するものだという思い込みが間違っていたから。言い換えると「病気になったら健康じゃなくなる。」てのは勘違いで、「健康じゃなくなると病気になる。」というのが現代医学の正解だと、「医者の中の医者」と呼べる人が宣言してくれたということ。先生が言っていることは「健康」は手段たりうるということ。ウイルスが体内に入ってくれば発病するわけじゃないことは知っていても、健康で防げるとは思いもよらない。逆に健康であってもウイルスの「量」によっては発病してしまうし場合によっては死んでしまうというのは思い込みだったということだ。
 もうひとつ。なぜ安心するのかといえば「病気を生かすことを含めた健康」を目的にして、様々なこと学んで実践して生きてきた。つまり今までの知識と経験を総動員して暮らしていけば良いのだということを先生の一言が現代医学の立場から「大丈夫だ」といってもらえたような気がしたからだ。
 そもそも現代医学と僕が世界の隅っこでやってる代替医療とか呼ばれることもある手法や考え方は対立するものだと思っていた。ところがそう思っていたのは自分の勘違いというか「エラソー」であって、同じ世界にいたことがわかってちょっと嬉しかったりもした。だから僕なり(実は様々な人からパクったものかもw)の健康と不調(病気やケガも含む)のことについて何処かに書いていこうと思う。たぶんnoteかな。健康を元気と読み替えてもいいのだろうか。皆が元気で過ごせる、食べ物から原発まで同じ物差しのようなもの。科学じゃないけど腑に落ちるものを。