genki switch

祁答院町黒木817-4で整体してます。

【せんぷうき】

genkiswitch2013-09-02

ぼくの扇風機の印象は「壊れにくい」です。その理由の一つは構造が単純であることもあるでしょうが、風を送るという機能が、自己冷却に働いていることも大きな理由だと考えています。羽根を回すモーターがいくら単純だと言っても、使い続けると発熱していきます。発熱が続けばモノは壊れてしまいます。発熱の処理はアンプでもパソコンでも、その他機械でも大きな問題です。扇風機は風を送るという目的の裏側に、発熱処理が自然に存在しています。永久機関でもフリーエネルギーでもない話ですが、機械というものはこういう部分を持つべきなのではないかと思います。例えばクルマは移動することで風を受けます。この風が、現在も冷却に使われています。ですが、ボンネットを開けるとそこまでなのがよくわかります。エンジンや居住性のパッケージングが重視されていて、空気の流れが感じられるような中味には見えません。エンジンルームの風の流れを入念に設計すれば、冷却効率は、きっと上がるでしょう。ひょっとしたら格好悪くエンジンが剥き出しになったり、F1のように大きく不格好なダクトがついたりするかもしれませんが、それも実は燃費に大きく影響するはずです。機械にとって冷却の問題は重要です。太陽光パネルも冷却をきちんとすれば発電効率も上がりますし、寿命も伸びます。原発に至っては問題外です。使っていてもそうでなくても常に冷やし続ける必要があるなんて常識を外れています。「万一」というより「偶然」冷やせなくなるだけで地球上の生き物に影響を及ぼしてしまいます。機械や回路を設計する場合、発熱を低く抑えるか、発熱が大きければ、放熱設計をきちんとするかは大切なことです。扇風機は偶然の産物でしょうが、目的の動作が機能保全に繋がっているような、知恵を使った機械に出会いたいものです。