genki switch

祁答院町黒木817-4で整体してます。

【今ある老い】

genkiswitch2013-05-26

自分が「老い」を受け止めているかと問いかけられました。「受け止めるってなんだろう、僕は老いているよ。」と答えました。最近80歳を超えた方を見せていただく際に、自分は何歳だと思いますか。と尋ねさせていただくことがあります。皆さん自分の中の年齢というものがある様です。例えば、30過ぎから意識が変わっていない人もいるでしょうし、50歳の方、10歳の方様々です。ちなみに僕は3歳、12歳、15歳の部分を感じながら48年目を生きています。鏡を見れば、それなりにしわやシミも出て来ていますし、髪の毛も減っていますからすっかり年相応の「おっさん」、子どもから見れば「じいさん」かも知れません。でもその「年齢」というものと自分の中味が違和感を持つことがありません。3歳の時に自分を見ていたのと同じように今の外見や表情を見ています。あら年取ったねと思うこともありません。嫌だとも感じません。それが普通だと感じています。でも気にする人もいる。ある意味どうしようもないことです。もちろん身体的な可動性など、ある程度の状態であれば十年単位で若くなることは可能です。なんとなく「老い」を特別なものと見過ぎている気がします。年寄りは、身体的に精神的に全ての面で年寄りではありません。動きなどを見ていると、若者が力任せにやっていることを年齢を重ねた人達は動きの質を変えてこなしているようです。それは時間的な若さだけでは補えない。一方誰もがいつまで生きるのかはわかりません。もちろん30年後に生きている確率は、20歳の方が80歳より高いでしょう。いつ死ぬか分からないという意味では20歳でも80歳でも同じところに立っています。現状は認めはするものの、「老いを受け入れる」というコトバのワナにかからないで、今出来ることを自分の心の動きに従って楽しんでやる。本当の老いの受け止め方は、昔は出来たことを懐かしんで語ることではなく、「今をただ認める」ことです。自分の見た目の違いを問題にすることでもなく、今ある姿で、今出来ることを楽しむことではないでしょうか。





※本日の霧島教室はお休みです。