時間と空間って絶対的なものだと思いがちですが、意外とそうでもないんじゃないかと最近思っています。もちろん物理的に測定出来る距離というのは存在していますし、時計の針を戻したからと言って過去に戻れるわけではありません。ですが、実際に離れたところにいる人を調整してみたり、今電話で話している人の身体を少し時間を戻した状態で調整することができるのは確かな事実です。何しろ電話口で変わりますからね。でもそれは、プラセボに似た呪術的効果と似ているものなのかもしれませんから、厳密に評価は出来ません。ただ、「いま」現在という時間、「ここ」という空間がどのくらいの広がりを持って存在しているのかは実はよくわからないことです。人の意識の上では、少なくとも「今」は時間軸と言う数直線上の一点ではありませんし、ここという空間は頭の中に立ち現れる空間も含んでいます。この広がりを利用すると、少しだけ存在やその存在に対する調整の自由度が増します。人の身体も捉え方によっては、境界すら曖昧です。そう思って調整するのと固まった存在として調整するのでは効果が違ってくることは間違いありませんから、状況に応じて使い分けていけばいいのかなというのが実感です。時間や空間も不調に対する結果としての効果が見いだせれば、便利に使い分ければいいだけのことです。
※その使い方については、また追って話していきましょう。
