genki switch

祁答院町黒木817-4で整体してます。

【光と紙と影】

genkiswitch2012-09-03

身体調整に使っている部屋の障子は、あちこち破れていたこともあって外したままにしていました。何の不都合も感じていなかったのですが、ふと気づくと一年が過ぎようとしています。そろそろと張り替えをプロにお願いして、今朝やっと部屋に戻ってきました。きれいに張られた障子がおさまると何とも心地良く、夏の終りの強い日差しも紙を通して柔らかい光に変わっています。明るさから言えば、直接光の方が明るいはずです。だからといって暗いわけでもありません。その光の中には、影が同じだけ入っているようです。影や暗さはちょっと悪者っぽく扱われがちですが、暮らしの中では、明るさも暗さもどちらもとても大切なものです。それがうまく合わさったものが障子越しの光のような気がします。身体に起きることも同じように見えます。悪者だと思ってしまいがちなものと、善いものだと思い込んでしまっているものは、実は補いあって一つの存在であり、そのどちらも認めながら過ごすことの中に心地良さがあるのかもしれません。身体にとって「障子」のように働く、双方の間に立てる調整者になれればと願っています。