「怒ることも必要です。」とヒトには言えても、自分でなかなかそうできないものです。というのが実はかなり直情型でコトバが飛んでしまうのでした。昨日は怒り損ねました。怒ったのは「自分は正しい」という意見でした。というより発言するには正しい情報をもとにしましょうかな。正しさを追いかけるヒトは苦手です。うろ覚えなのですが「正」という文字は、「ー」と「止」に分けられ、上の棒「ー」は「□」を略したもので、昔の都市＝国を表します。下の「止」は足を止める意味です。戦いと占いの目的の為に作られ始めた文字の意味としては、「正」とは、侵略した国を自分の国の基準にそわせると言う意味にとれます。字義からして絶対的な正しさなど存在せず、正しさの基準自体が変わる可能性があります。ですから、正しい＝正当なものを基準にすることは、外部にあわせることに過ぎません。ですからそういったものを盾にして話す人の多くは、明確な立場を持っていないのですが、自分では気づいていません。でも、胸を張って主張をする。立場も怪しく、外にあわせて「私は正しい」と。聞いている方が苦しくなります。カラダの調整も正しさは視点によって異なりますから、ありもしない「一つ」の「正しいカラダ」を基準にすると答えが見えにくくなります。それよりもその体はどちらへ動いた方が楽なのか、どの状態が現在の環境において心地よいのかを基準にして調整した方が答えが出やすく、早く結果を出すことができます。
