写真の勉強会に呼ばれて、皆さんの前でお話をさせていただきました。主催者の提示下さったテーマは、｢何がシャッターを押させるのか？」でした。神経や筋肉と言った解剖学的な話しではなく、「どうしてその瞬間その場面を選んで、写真に切り取っているのか」を整体の視点から読み解いてみるという試みです。からだのアラインメント（建付け）を整えながら、整ったあともさらに反応する色や形があることを確かめ、閾値以下の刺激が、個人の閾値以下の個性とも言える身体的特徴に呼応してシャッターに繋がることを仮説として実演してみました。個性の一つとして仙骨を取り上げ、それぞれの仙骨の特徴について少しだけ触れたり、仙骨にまつわるお話をさせていただいたりとあっという間の２時間でした。参加された方はどうだったのでしょう。こういう時間は、ショー的な要素が必要ですから、あっけにとられておられたかもしれません。ただ、写真と言う現実的でありながら非現実的なものに触れておられる方々ですから、きっとぼくの下手なプレゼンテーションにも、何かしら感じていただけたのではないかと思っています。いろんなテーマで話せることはとても楽しい経験です。次はどんなテーマがやってくるか楽しみです。
