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祁答院町黒木817-4で整体してます。

【人の可能性】

2007/11/20

身体が反応するもの

三軸修正法の池上六朗先生によると、地球上にいる人間は地球の重力の影響だけ
でなく自転の影響も受けていると言うことです。ですがこれは閾値以下なので感
じることはできません。ですが、この働きを無視するより、有効に使った方が得
ではないでしょうか。

これは実際に体感することが出来ます。
霧プロでもみなさんに御好評頂きました楽しい実験です。
立ち上がってやってみましょう。

まず
南に向いて立ちます。そーっと前屈します。
このときの曲がりやすさを覚えておいて下さい。
次に
北を向いて立ちます。そーっと前屈します。

どうでしょう? 
北を向いた方が曲がりやすくありませんか?
反る場合は逆です。南に向いた方がが反りやすく、北に向いた方が反りにくい。
何度も繰り返し行なっていると運動効果もあって次第にどちらも反りやすく曲
がりやすくなってしまいますが、その「違い」はわかるはずです。

これは地球の自転の影響を受けている証拠のようです。その理由は僕が説明をす
ると長くなってしまいそうですし、わかりにくいでしょうから、お近くの物理の
先生にお尋ねください。(笑 

ですが日常的にはどちらが北か南かはわからないことが大半で、太陽の位置や、
鹿児島でしたら桜島のような大きなランドマークなどを頼りにして方向を判別
しています。ですが身体は明らかに反応します。ということは閾値以下の事象
であっても身体は、物理的な存在ですから物理的には影響を受けていて、知覚
できる領域が全てではないということでしょう。

先日奥州仙台に行ってきました。仲間の凄腕治療家達の会議に出席するためで
す。その会場で、たくさんの先生とたくさん酒を飲みたくさん話をしてきたの
ですが、その中で、前出の池上先生が新しい面白いことを教えて下さいました。

「ひとの身体はカタチを認識する。」


カタチに反応すると読み替えてもいいかもしれません。何でもいいわけではな
いらしいのですが、身体はカタチを閾値以下で感じ、反応するというのです。

これが治療に使えるというのです。要するにこういうことです。腰の痛いひと
がいる。その人にある特定のカタチを見せる。すると痛みが消える。こんな便
利な!!!。もちろん先程の柔軟性もかわるかもしれませんね。これはカタチ
と自分の身体でいまのところ検証中です。


その話を聞いて次の日にデザイナーでアーティストで自転車作家の友人(多彩!)
と話していて、このことが生活にとても影響を与えていることがわかりました。

つまり自分の身の回りにある全てのカタチはひとに影響を与えているのです。
パソコンをはじめさまざまなモノに囲まれている私たちは、今持っている全て
ものものから影響を受け続けているのです。


生活環境や健康などと言うと、いつもその成分の影響ばかり考えてきました。
例えば、シックハウスになる原因の物質、空気中のさまざまな粉塵の成分、身
体に取り込むものの成分そんなものばかり。ですが、カタチが身体に影響を与
えるのであれば、身の回りに置く品々は、慎重に選んだ方がいいということに
なるのかもしれません。なんだか気乗りのしないものより素敵なデザインのも
の。ごちゃごちゃした部屋より、スッキリした部屋。嫌いなものより好きなも
の。なんだか居心地がいいということはとても大切なことなのかもしれません。

それは、ひとに説明できない感覚なのですが、身体ははっきりと感じ反応を示
しているのかもしれません。デザイナーさんが、デザインをする時、微妙な変
化をつくり出していけるのは、その感覚を使い込むことで、閾値を下げ、それ
言語化できないとしても、形状として心地のいいものをつくり出せる感覚を
磨いているのかもしれません。私たちも使う側として、感じることを大切にし
て、心地の良い環境で健康で楽々暮らしていけるようになりたいものです。

私たちのまだ気付いていない多彩な能力が、私たちの存在の中には、きっと秘
められているのです。たくさんの可能性を秘めてる人間の身体は素晴らしい!