genki switch

祁答院町黒木817-4で整体してます。

【あたりまえ】

2007/5/20

「心身一如」身体と心は一つです。

って、「何を今更当たり前のことを・・」と思われるかもしれませんが、わりと
忘れがちで、実際に「使われない、ただの原則」になっています。私が整体をす
る際にこのことは、とても役に立っています。そして、これがあなたのそしてあ
なたの周りの人たちの元気への鍵となります。

「心身一如」を実際にどうやって使うのかと言うと、
「心の不調」は「身体の緊張状態や歪み」として現れ、
「身体を整える」ことで「心の状態を整える」ことができるということです。

仕事上、身体を観せていただいていると「健全な肉体に健全な精神は宿る」。と
いうことばも、かなりの確率でうなずけます。ただし、健全でない(?)身体で
も健全な精神を保っているヒトもおられますので、一概には言えませんし、健全
の定義には議論が必要だとは思っています。

実際の症状で言うと「鬱」には「鬱」に特徴的な身体傾向があります。それを、
弛め、ほどくことで、鬱的な症状が軽くなっていくことがあります。また、病名
のつかない「やる気が出ない」や「イライラ」、「意地悪」なども、多くは身体
が原因です。

心の問題だから、脳や頭部だけが原因とは限りません。それぞれの身体の必要な
部分を弛め、ほどいて、整えてあげるだけで、楽になることが多々あります。

学習に関わるものとして「集中力」というのも身体の状態が作り出すものです。
頭と腰の連動した変化が起きることで集中状態はつくられますから、仮にアタマ
のどこかに打撲の痕跡としての緊張が残っていたり、腰が動きにくければ、その
人は集中することが難しくなります。

そういうヒトに対して根性論を説いても全く意味がありません。そんなことより
身体を整えた方が早いということになります。

前回お話ししました身体の捻れもそうです。向くなと言ってもそちらを向くこと
が楽であれば、どれだけ繰り返し注意してもそれは徒労に終わるでしょう。

一方、一般的な「不安」などもそうです。「不安」は身体が作り出します。もと
もと不安も自信も根拠はありません。身体状況ですから、どれだけ肯定しても否
定してもその不安は消えません。わりと足湯などして身体を暖めることが有効な
場合もあります。

翻って、簡単に自分の身体を整える方法もここから考えることができます。それ
は「楽しいことをする」または「楽しいことを考える」、あるいは「楽しむ」こ
とで身体の状態は良くなっていきます。これは単に享楽的なことをやるという意
味ではもちろんありません。いろんなことを忘れてしまえるぐらい楽しいことを
やる時、今の自分が置かれている状況を楽しめる時身体は、適度に弛み、適度に
緊張し整うのです。

あなたが楽しいと思うことはなんですか?それがあなたの身体と心を整える鍵に
なります。つまり、それがあなたのそしてあなたの周りの人たち元気をオンする
スイッチです。