genki switch

祁答院町黒木817-4で整体してます。

【十年の疑問】

genkiswitch2013-11-17

十年の疑問が昨日やっと解けました。同じ手技も使っていくうちに動きが小さくなっていくことがあります。この説明が出来ませんでした。どういうことかと言うと、ある手技で、腰をただ揺らすだけのものがあるとします、この動きの幅の話です。以前は10センチ程度揺らしていたものが、次第に1〜2センチの小さな揺れですむようになります。頭蓋仙骨療法からの動きを追いかける手法も、初めは大きくしか動かせませんが、次第に小さな動きですむようになります。それは、動きをその不調の中心からどの距離で捉えているかと言う事によるのだと思いつきました。それは映像の投影に似ています。プロジェクターで映像を映すと、距離に比例して大画面が得られます。この逆だと考えていけばわかりやすいでしょう。プロジェクターの中の元の画面は小さいものですが、手技に慣れないうちは大きな画面でないとその動きが見つけられない。ですが慣れてくるにつれて、もとの画面に近いところで動かせるようになる。すると同じ動きでも小さくなっていくのです。思いつけば簡単に思えることにも、なかなか気付かないものです。ここでは気付かなかった理由の方が大切です。それは誰もがひとつの不調を同じように観ていると思い込んでいた為に気付けませんでした。慣れるにつれて不調を見通す精度だけでなく「深度」が変わるということに気がつくことで、やっと答えが出たのです。次は何に気付くのか、自分のことながら楽しみです。