genki switch

祁答院町黒木817-4で整体してます。

【答えは出た】

genkiswitch2013-11-08

一昨晩に読んで、驚いて納得した野口晴哉さんのことばです。


「人は死ぬというが、私には慢性的自殺か他殺でしかないように思われる。健康指導三十二年、十数万人の人に接した私も、死ぬ人には稀にしか会わない。自殺、他殺の慢性症ばかりだ。これで人間の寿命とか天命とかを語る訳にはゆくまい。過食、不安、その他自殺手段は一々挙げる必要はあるまい。」


文章の一部を取り上げると言うのは、書き手の真意を伝える上では難しいことですが、これに関して、野口さんが言いたいことを間違って捉える人はいないでしょう。抜き書きを続けます。


「五十か六十で老人になっている人が多い。七十か八十で老人のつもりの人もある。人間の寿命をそう短く決めている心が、人間の仕事をする態度を焦らせる。百年働くつもりで計画し、スタートするくらいのつもりでいなければ、真面目な仕事が出来る訳はない。」


反省します。誰かが反省とは自分を許す行為なのだと言っていました。立ち位置を変えましょう。この文は、「一切の治療行為を全廃してしまう」ことなどに触れて最後はこう結ばれます。


「自分の為の逃げ道を、一切自分で閉じてしまうことだけが、弱い人を強くする。そして自分で自分に言い訳するような、自分に対する見栄を一切かなぐり捨て、裡の力で行動すれば、その一挙手一投足は逞しい人間を造ってゆく。


 自分を逞しく、強く育てることを心掛けないで、幸いを得ようとするが如きは、猿が月をとろうと樹上に登って、背伸びしているのに等しい。自分を逞しくする道は、ただ一つ一つ行動していくだけだ。懐手で戸惑っている間は、強くなりっこない。まして他人の力にすがらんとし、運に頼らんとし、神仏に祈っている如きことをしていれば、ますます弱くなるのみだ。」


答えは出ましたね。(笑