標高370mの我が家では、薪ストーブの火が欠かせません。夏の間にサボっていた所為もあって、毎日その日に使う分の薪を切っています。薪を「割る」のではなく「切る」のは、製材所から出た端材を使っているからです。材自体は２m程の長さがあってベニヤのように薄いものから、持てないくらい重たいものまで様々です。割る作業はほんの少しでほとんどがチェンソーでの切断作業になります。汗をかく程の作業ではありませんからカラダが冷えてきます。寒くなるとコタツに入ったり、暖をとることばかり考えてしまいますが、実際に暖まるには身体を動かすのが一番だということに気がついて、つい笑ってしまいました。この季節、家の前の道は路面が見えなくなる程の落ち葉が降ります。これを箒で掃くだけでかなりの運動になるのです。およそ3~40m程でしょうか。一番奥の人の住んでいない家の前まできれいにするといい汗がかけます。暖まるのに電気も使いませんし、続けていれば代謝も上がって体調も良くなりそうです。とても経済的なうえに家の周りがきれいになります。ついでに小枝でも拾えば焚付けにも困らなくなります。寒い時は動いてからだを温める。こういう当たり前のことを忘れてしまっている生活は何かが間違っているとつくづく考えてしまいます。
