genki switch

祁答院町黒木817-4で整体してます。

【メソドロジ】

genkiswitch2017-09-20

 コンセプトも大切ですが、方法=メソッドも大切です。少し身体調整っぽい話になってきました。


 以前書いたように、手法はなんでもありですが、相手を壊す可能性の低い手法を選択した方がムリがありませんし、すぐに始められます。何かをすると相手の状態が移行することの理解度、腑に落ち方によって選べる方法は広がって行きます。もちろん使う術者の心地良い方法をとればいいだけの話です。間違いが少ないのは、筋反射で手法を選んで行くことです。ただし、筋反射テストには慣れが必要ですし、自分の先入観を排除する努力も必要です。まあ多少の時間は必要でしょうが、誰にでもできる方法ですので試してみてください。これはクラニオセイクラル、操体法、バランス活性からインスパイアされてボクの手元で成り立った手法ですが、オリジナルというつもりはありません。この3つを素人向けにまとめたのは以前東京で開いた「2時間で覚える整体」という講習です。(このころはまだ「整体」という言葉を借りていて「身体調整」と書いていないのが懐かしい感じがします。)ここから具体的な症例と組合わさってセトリングへと辿り着くのでした。


 さあ実践です。相手のカラダの何処かに触れます。どこが良いか判らなければ適当に不調を感じる箇所の周辺に手を置きます。そして指先ではなく、掌の関節で相手に触れるようにして、軽く軽く圧力をかけます。手の重さ以下です。すると今までの状態、つまり何処かに緊張を持った状態が崩れ、緊張のある方向へじわっと動き出します。これを邪魔しないように追いかけるだけです。耳を澄ますように。動かすことが大切なのではありません。動きを感じて追いかけるのです。間違っているときは相手のカラダが少し強く反応します。動きがポンッと飛ぶように感じたり、動く方向に抵抗があればそれは術者が動かしています。そんな時は少し圧力をさげ、もう一度動き出すのを待ちます。動きが止まってその部分がフッと緩めば出来上がりです。慣れてくると時間も早くなりますし、最適なポイントがすぐに見つけられるようになります。それで不調が取れなければ少し様子を見ても良いでしょうし、別の部分に手を置き直してみても良いでしょう。こういう時は筋反射テストができると時間が短縮できます。この話は続きます。